Period.のブログページにある「世界のFemtech」紹介コンテンツをご覧いただいたことのある人は、アメリカの紙ナプキンやタンポンがオーガニックが一般化していること、パッケージがシンプルでおしゃれなこと、サブスクリプションで家に定期便で届くことや社会貢献をどのブランドも積極的にしていることなど既にご存知だと思います。
この時点で、もう日本との違いが感じられたと思いますが、イメージ的にアメリカの生理用品はライフスタイルという要素が強く感じられ、機能性はもちろんですが、その背景にあるブランドの理念や社会貢献への参加度という点が消費者の選択ポイントになっていると考えられます。みんなさんは日本で生理用品を購入する際に、経血の量や製品の薄さではなく、素材の成り立ちやブランドの理念や社会貢献についてを考慮して購入したことはありますか?
ちなみに、白状するとわたしはありません。日本では薄さと量だけを見て購入してきました。アメリカでの製品はその実用性だけではなく、付け心地の快適さと社会貢献やデザインの観点からCoraというブランドが一番もお気に入りです。紙ナプキンというさほど差異のない商品でも国が変わると重視する観点が変わるのは面白いなと感じています。
また、現在日本で購入できる生理アイテムとしては、紙ナプキン、タンポン、月経カップ、布ナプキン、吸収ショーツの5つだと思いますが、アメリカには月経ディスクと呼ばれるアイテムも存在します。
月経ディスクFlexは、月経カップのカップ部分がなくシリコンでできた円盤状のもの(ディスク)を直接膣に挿入して血をせき止めておくものです。使い捨てなので、月経カップでは必須の煮沸消毒がいらずお手入れが簡単であること、血をせき止めているので生理中の水泳はもちろん、SEXまで可能と発売時に話題となりました。
連続12時間の使用ができるので、漏れの心配もなく生理の日であることを忘れられるアイテムなのですが、個人的な感想としては装着が難しい。きっと慣れれば簡単で扱いやすい商品だと思うのですが、普段、タンポンや月経カップを使用しないわたしにとってはハードルが高かったです。ただ、装着後の違和感は全くと言って良いほどなく驚きました。
しっかりと膣にフィットするので取り出すときにヒヤッとしましたが、アスリートやスポーツをする方には画期的なアイテムだなと思ったのでいつか日本からも購入できたらいいなと密かに願っています。※日本へのシッピングは未実施
こちらは知人からヒアリングをしていて驚いたのですが、タイの紙ナプキンにはメンソールが配合されていてスースーとする商品があるそうです!暑いお国柄ならではの特性なのか、どんな着け心地なのかが非常に気になります。こんなご時世なのでなかなかタイに行くことができませんが、次に訪れた際には試したいと思っています。