生理の時に使うのもと言えば吸水ショーツ? 月経カップ? タンポン? それとも、ナプキン? 今回紹介するのは、何の変哲もなさそうなクラシックな使い捨て生理用ナプキン。だけど、侮れないのは機能的にも、お肌にも、そして環境にも、かなり優秀だから。まだ自分に合った生理用アイテムが見つかっていない人は、ぜひ注目してみて。


バンブーパッドとは?

bamboo trees growing in forest at night
Cavan Images//Getty Images

ここ数年、環境問題への配慮、あるいは生理中も快適に過ごすための生理アイテムとして人気なのが、吸水ショーツや月経カップなど。「もう使っている!」という人も多いのでは? 愛用者の中には「使い捨てナプキンのような不快感がない」などポジティブなコメントが目立つけれど、実際は「使いこなせない」「漏れてしまう」「面倒くさい」と言った意見を持っている人もいるみたい。

そこで注目したいのが「バンブーパッド(Bamboo Pads)」。バンブーパッドとは名前の通り、竹由来の繊維でできた生理用ナプキンのこと。つまり天然素材でできた使い捨て生理用ナプキンだ。

バンブーパットは、使用後に自然に還る再生可能な素材を使用しているため環境にも優しい。加えて、機能性に優れ、お肌にも優しいと言われている、今欧米の生理アイテム難民からすごく注目されている生理用ナプキンなのだ。

では、どんな魅力があるのか更に詳しく見てみてよう。

お肌に優しい

menstrual pads in pink paper background menstruation time hygiene and protection
Carol Yepes//Getty Images

実は、竹由来の繊維は吸水性、抗菌性抜群。バンブーパッドを販売しているREFINEDによると、竹はコットンより40%も吸収力があるんだとか。また通気性に優れているため、ムレも防げちゃう。まさに、竹は生理用ナプキンに最適な素材というわけ。

加えて、竹由来の繊維は、柔らかくてお肌への刺激が圧倒的に少ない。バンブーパッドに限らず、天然素材のナプキンは、つけた時にフワフワ感があり温かみも感じやすい。なので、化学繊維の生理用ナプキンを使用して痒くなってしまったり、お肌がかぶれてしまうというような敏感な肌を持つ人にもバンブーパットは大人気。


環境にも優しい

little planet image of windmills and trees on field against sky
Malte Mueller//Getty Images

使い捨てのバンブーパッドが人気を集めているもう一つの理由は、環境に優しく、サステナブルな生理アイテムだから。

従来の使い捨て生理用ナプキンにはプラスチックが使用されているけれど、世界の約40億人の生理アイテム使用者の女性が一生のうちに使うナプキンやタンポンは1万5千個にものぼると言われているんだって。

一方で、バンブーパッドの多くはプラスチック不使用で、自然再生可能にデザインされている。また、竹の栽培にはほとんど手入れが必要がなく、農薬や除草剤を使用せずに有機栽培できるのも環境に優しいと言われる理由。その他にも、竹は垂直に成長するため、コットンよりも栽培面積を必要としないのもサステナブル。


体に優しい

woman having painful stomachache
athima tongloom//Getty Images

従来の生理用ナプキンには、白さを出すための漂白工程で発生するダイオキシン類という化学物質が含まれていることがほとんど。そして、この化学物質は、癌との関連が指摘されているため、憂慮すべきもの。世界保健機関(WHO)によると、ダイオキシンは、ホルモンの問題、免疫システムの問題、生理痛や子宮内膜症などの生殖に関する問題、発育障害などを引き起こす可能性もあると指摘されている。

これらの有害な化学物質が含まれる従来のナプキンを使用すると、膣の吸収組織が血液中に化学物質を取り込む可能性が考えられる。また、一般的なナプキンに含まれる香料などの刺激の強い化学物質は、刺激やホルモンの乱れを引き起こす可能性があるんだって。

つまり、化学繊維でできた生理用ナプキンがいくら吸水性に優れ、漏れづらく、さらに安いからと言っても、長期的に体のことを考えたら避けたいところ。

一方で、個人差はあるけれど、竹のような天然素材でできた生理用ナプキンに切り替えると、体調がよくなったり、生理痛が軽減するなんて人もいるみたい。

日本でも入手できるので、ぜひ試してみて!

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吸水パッド

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¥644
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桑子 麻衣子
ライター

1986年横浜生まれ。2013年よりシンガポール在住。幼少期よりクラシックバレエの練習に励みバレリーナになることを目指していたが、思春期に恋愛に走ってしまう。ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーの経験を活かし、現在は国内外のウェルネスやフィットネスなど健康周りの情報を中心に発信するライターとして活動。根っからの健康オタク。
Instagram: @mic_kwk