一方、日本でもノンアルコールのビールや酎ハイ風の飲料の人気は拡大傾向にある。
日本で初めてノンアルコールビールを開発したキリンが実施した2020年の推計によると、0.00%のノンアルコールビールが誕生した2009年と比較すると、ビール類の出荷数量は72%に減少したのに対して、ノンアルコールビールは4倍以上に増加。
発売当初は、飲酒運転を撲滅するための飲料として認知されていたノンアルコール飲料ではあったが、味はもちろん健康面での配慮も進化している。今やアルコールの代替としてだけでなく、健康を気遣いたいときなどに積極的に選ばれるようになってきた。
また、都心では欧米同様にノンアルコールカクテルがメインのバーもちらほらでてきた。 『0% Non-Alcohol Experience』ではノンアルコールの白ワイン、日本酒などが提供されており、海外からも注目されているバーのひとつだ。
以前からコミュニケーションのひとつとしても使用されることが多かったお酒を飲む機会。しかし、ここ最近はそういった場面も前ほど多くはなくなってきている。多くの企業ではテレワークの働き方が続き、仕事後の「ちょっと1杯」というやり取りは激減。お酒を飲む量が以前に比べて減ったという人も少なくないはず。
一方で、逆に酒量がアップしたことに不安を抱える人が増えているというニュースもある。
ソバーキュリアスが日本でも浸透する日はそう遠くないかもしれない。