ちょっとしたケアの積み重ねが大切なセルフメンテナンス。

だからこそ、特別なものを買わなくてもできることが理想ですよね。

身近なものでケアするアドバイスをたくさん持つアーユルヴェーダから、突然の怪我の応急処置法やちょっとした不調が起こったときに、キッチンにあるものでサポートする方法をご紹介します。


胃もたれ:ジンジャースライス

womans hands cutting ginger on wooden board closeup
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食べたものが消化されず、胃が重い時には冷蔵庫にある生姜を薄くスライス。

岩塩をほんの少しだけかけたものを食べてみましょう。

食べ過ぎた翌日、また食事前の消化剤としても。10分ほどで胃が動き出すのを感じるはず。

とても手軽ですが効果は高く、三蔵法師が処方した、という説もあるほど歴史ある消化対処法です。

火傷:ギー

ghee clarified butter desi in glass jar with spoon made from wood on natural wooden background
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アーユルヴェーダで最高のオイルと言われているギーは、バターからタンパク質と糖分を除去したバターオイル。脂肪になりにくく、免疫を上げると古来から大切にされてきたギーですが、火傷をしてしまった時の応急処置にも使えます。

火傷してしまった部分に塗ってしばらくラップで保護してみて。

ギーは変質もしにくく焦げ付かないので、料理にとても使いやすいから1個常備して日常の食事に使うことをおすすめします。

切り傷:ターメリック

glass bowl of curcuma powder and fresh organic curcuma on slate
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うっかり包丁で切ってしまった傷は、さっと水洗いしたらターメリックを振りかけましょう。昔から天然の消毒剤として使われてきたのターメリックを利用しない手はありません。

うがい薬の代役として、水に溶かして使うのもおすすめです。

鼻詰まり:黒胡椒の煙

closeup of black peppercorns in wooden spoon over white background
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病院に行くほどではない鼻詰まりなら、黒胡椒をフライパンで乾煎りし、その煙を鼻から吸うと楽になると言われています。

また粒の黒胡椒を砕き、荒いパウダーにして直接鼻から吸っても。

しばらくしてから鼻を噛むと粒々が出てギョッとしますが、手軽に鼻詰まり対策をしたい時におすすめ。

何気なくキッチンにあるものでも体への作用をしっかり持つものは多いです。

自宅に薬がちょうどない時などのトラブルの際に役立ててくださいね。


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三野村なつめ
アーユルヴェーダ・アドバイザー、ARYURVIST

元コピーライター。南インドやスリランカを数度訪れた後アーユルヴェーダ・ライフスタイルアドバイザーの資格を取得。コスメブランド「ARYURIVST」やレシピとスパイスがセットになった「整えごはん」を立ち上げる。ARYURVISTから、毎日のクレンジングで角質ケアまで叶う“オイルピール クレンズ”新発売!