ジゼル・ブンチェンは食にこだわる。世界的なスーパーモデル、母親、作家の顔を持つ彼女は、ハーバルサプリメントメーカーGaia Herbsのウェルネス・アンバサダーを務めるだけあって、ナチュラルかつオーガニックの食品やサプリメントの大ファン。自分が口にする物の供給源は必ず調べて、殺虫剤不使用であることをたしかめる。

ニューヨークシティで開催されたGaia Herbsのイベントでは「自然から採れた物が一番」と弊誌に語った。

そんなジゼルにも健康志向とは言えない時代があった。特に10代から20代前半は自分の体を大切にしなかったそうで、朝はモカフラペチーノを飲みながらタバコを2本。寝る前には赤ワインを飲んでいた。その結果、副腎がシャットダウンしたのも無理はない。

幸いジゼルは、食生活を改善し、悪い習慣(喫煙など)を断ち、ハーバルサプリメントを飲むことで健康を取り戻すことができた。今年9月で禁酒から2年が経つそう。

同イベントのステージでは「23歳の頃より43歳のいまのほうがよっぽど元気」と言っていた。

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ジゼルには一体どうして仕事と子育てに全力で取り組みながら自分の時間を楽しむだけのエネルギーがあるのだろう? アメリカ版ウィメンズヘルスから見ていこう。

1.ハーバルサプリメントを愛用している

ジゼルの祖母は健康管理のためにハーブを使う人だった。

「薬草を使う家庭で育った」からか、20代前半で副腎を壊し、医師にハーバルサプリメントを勧められたときも、すんなりと受け入れられた。

今日のジゼルは食品とサプリメントの質にこだわり、その産地や供給ルート、殺虫剤不使用のオーガニックなアイテムであることを確かめてから購入するようにしている。

「全ては大地から始まる」と語るジゼルは、かれこれ20年以上、アシュワガンダやターメリックが含まれたGaia Herbsのサプリメントを毎朝欠かさず飲んでいるそう!

2.ワークアウトをしてから朝食

ジゼルの起床は毎朝5時頃。瞑想したらレモンを入れたぬるま湯を飲み、ワークアウトを開始する。「私にとっては運動と瞑想の時間を毎日必ず作ることが何より大切」

朝食はワークアウトのあとにとっており、その日のエクササイズの内容次第でメニューを変える。「ウエイトトレーニングをしたときは、スクランブルエッグやゆで卵でタンパク質を摂るようにしている」そう。

タンパク質源としてアーモンドを入れたフルーツたっぷりのスムージーを朝食にすることも。

3.野菜、フルーツ、動物性タンパク質をバランスよく

ジゼルの食生活は野菜中心。でも、動物性タンパク質(魚介類以外)も「少しだけ」摂るそうで、ランチとディナーは野菜8割、動物性タンパク質2割で構成される。

定番はロースト野菜。さやいんげんにブロッコリー、スナップエンドウにニンジン。でも、オクラは苦手なんだとか。

特にサツマイモは「何にでも合う」から好き。「スープにもサラダにも使う。とにかく大好き」

4.1日3食で間食はなし

ジゼルは普段から1日3食しっかりとるようにしている。「昔は間食が多かったけれど、もうやめた」

5.自分の体の声を聴く

ジゼルの体はスープやスムージーを欲しがるときもあれば、魚や野菜をガッツリ食べたがるときもある。「体と心をひとつにして、いまの自分を一番サポートしてくれるものは何だろう、いまの自分に必要なエネルギーをくれるものは何だろうと考えることが大切」

季節の変わり目では2~3日流動食だけで過ごすことも。「そこから固形食に戻ると、すべてが美味しく感じられる」

ただし、一般的に流動食は、術後など医学的な理由がある場合を除いて勧められない。米クリーブランドクリニック人間栄養センターに所属する公認管理栄養士のエリン・ロッシいわく流動食は「サステナブルでもヘルシーでもない」と言われている。「流動食には、私たちの健康に欠かせない食物繊維やタンパク質などの栄養素が不足しています」

6.子どもたちにもシンプルな物を食べさせる

「私はシェフじゃない」と言うジゼルはシンプルな食事を好む。「ソースとかかけちゃうと(食べ物が)消化されにくくなる」。新しい料理本『Nourish』にも、ママたちが簡単に作れるシンプルなメニューを詰め込みたいそう。

「腸は第2の脳だから本当に大事。腸が正常に機能しないと、私たちは元気でいられない。健康的な生活を送れない」

子供たちの食事にはサーモン、鶏肉、野菜を取り入れ、春巻き、フィッシュタコス、スープなどでメニューにも幅を持たせる。鶏肉と野菜をレタスで包んだり、鶏むね肉をバジルソースでマリネにしたりすることも。時間があれば自家製のブロスを作って冷凍庫で保存する。「ブロスを使えば何でもおいしくなるからね」

ちなみにジゼルは合理的で、帰宅早々、子どもたちから「お腹ペコペコ!」と言われたときは生野菜(ニンジン、キュウリ、スナップエンドウ、さやえんどうなど)を大皿に並べて食べさせ、その間に夕食を作るそう。

7.ミールプランニングをマスターしている

ジゼルは1週間分の献立を考えて、必要な食材を事前に買っておくタイプ。そうすれば、子どもたちの気まぐれにもある程度対応できる。「食べ物を無駄にしないという意味でもミールプランニングは大事」

ジゼルが自分と家族の健康のために起こした変化は称賛に値する。これを機に、ハーバルサプリメントを試してみるのもいいかもしれない。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Addison Aloian Translation: Ai Igamoto[