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効果効能が40種類以上もある万能スパイス「ニゲラ」

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左からニゲラ、クミン。ブラッククミンとも呼ばれるニゲラだが香りも味も全然違う。


ニゲラは3000年前のエジプトの記述にも残されていて、ツタンカーメンの墓からも出土しているスパイスです。預言者ムハンマドも“『死』以外すべてに効く治療薬”に指定したとか。3000年以上にわたり、薬草や医薬品として使用されてきたのです。
現在研究されている効能だけでも40種類以上あり、鎮痛作用、抗菌、抗炎症作用、抗ヒスタミン、食欲増進、消化促進、ナチュラルキラー細胞を増やす効果、免疫力の向上、心臓発作の予防、ぜんそく、白血病、リウマチ、関節痛の予防などが挙げられます。
『体によさそうな食べ物』とされる民間伝承とは、一線を画しているように思えます。
またニゲラには、抗酸化作用のあるオメガ3脂肪酸、ビタミン群などが含まれているので、美肌、美髪、エイジングケアにも良いとされていますよ。また、体脂肪や血糖値の減少に効くため、がん予防としても期待されています。今後もこのスーパーフード、ニゲラから目が離せませんね。

整腸作用が働き、インドで愛されている野菜といえば「オクラ」

今回の主役はオクラ。インドではポピュラーな野菜の1つで、年間を通してよく食べられています。北インドはトマトと合わせたり、南インドのほうでは削ったココナッツとオクラを炒めたりなど、多くの地方で食べられています。
オクラのネバネバの正体はペクチンです。整腸作用を促し、コレステロールを排出するといった作用や、便秘を防ぎ、大腸がんを予防するという効果があると言われていますよ。またカリウムやカルシウムも豊富に含まれているので、むくみ防止、イライラの解消などにも効果が期待できます。
まだまだ不安な日々が続く毎日ですが、ニゲラを使った料理で、心と体にパワーチャージをしてください!

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カレー好きユニット

インド好き、カレー好き、写真好きが共通点のmomoyocurry・谷口百代と写真家・鮫島亜希子の活動ユニット。
それぞれが学んだスパイスの知識を生かし、インドに縁ある偉人にカレーを考案し捧げ、昔ながらの大判カメラで写真を撮るプロジェクト。スパイスに目覚めたきっかけは、ともに通った料理教室「サザンスパイス」の渡辺玲先生に出会ったこと。
名古屋の伝説のカレー店「momoyocurry」は現在渡英し、カレー修行でバージョンアップ中。最近は東京とイギリスのリモートで作品制作を重ねている。 

Instagram:@tributes_spices